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バラクーダ、仮想アプライアンス版のWAF製品を札幌学院大学に導入

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は14日、学校法人札幌学院大学が、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)「Barracuda Web Application Firewall 460 仮想アプライアンス」(以下、WAF 460)を導入したと発表した。すでに稼働を開始している。

 札幌学院大学では、5年ほど前から、Webメール、Web CMS、WordPressなど、オープンソースを積極的に導入する機会が増加している。しかし、オープンソースソフトはセキュリティ面で適切な配慮を行う必要があり、実際に、WordPressに実在するURLに対して、セキュリティの「穴」を探しにくる攻撃と思われる通信があったという。

 そこで同校では「WAF 460」を導入。それらの攻撃を防御するとともに、ログを確認することにより、どんな攻撃を受けているのかが確認可能になった。さらに、「WAF 460」を経由する通信は攻撃、アクセスログともにGUIで一括監視できるため、各サーバーに分散していたログをそれぞれ管理する手間が省けるという、予想していなかったメリットも享受できたとのこと。

 また今回は、将来の保護対象サーバーの拡張を考慮して、ワンアーム型の構成でWAFを導入しているものの、バラクーダのWAFには保護対象サーバーを対象とした負荷分散が標準装備されているため、札幌学院大学では、それらの機能も有効活用しつつ、保護対象サーバーを順次追加することを検討している。

 なお今回のWAF導入にあたっては、京セラ丸善システムインテグレーションが導入を、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)がサポートをそれぞれ担当している。

(石井 一志)