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S&I、スマホ内線化ソリューションの機能強化版「uniConnectII+」

 エス・アンド・アイ株式会社(S&I)は16日、スマートフォン内線化ソリューションの改良版「uniConnectII+ 2.2 for iPhone」の提供を開始した。

 uniConnectII+は、スマートフォンを企業の内線電話として利用するソリューション。今回の改良版では、uniConnectサーバーとの接続監視を強化。バッテリ消費を抑えつつ3G/LTE回線の「圏内or圏外」など電波状態を常時監視し、uniConnectII+ダイヤラーとuniConnectサーバーのより細かな接続制御を実施。相手先番号が着信表示されない確率を減らした。

 また、携帯電話番号を認証キーとした一括インポート方式を採用。利用者が自分自身でuniConnectとの接続設定を完結できるため、従来、端末ごとに管理者が行っていたアプリの設定作業を削減できるという。

 セルフ転送設定機能も拡張。業務時間外や長期休暇時に役立つ「セルフ転送」や「話し中」時における着信の動作設定に「転送」「留守番電話」「音声応答:不在応答」「音声応答:営業時間終了」「音声応答:定休日」「音声応答:休日」「音声応答:長期休業」の項目を追加した。状況に応じたアナウンスを行うことで、公私時間の区分に応じて適切な対応が行えるという。

 このほか、リアルタイムアドレス帳同期として、端末のアドレス帳の追加・編集・削除がリアルタイムにuniConnectII+アプリに反映されるようになった。ダイヤラーのデザイン変更、iPhone 5スクリーン(Retinaディスプレイ)への対応なども図った。

強化機能の画面例

 uniConnectII+ for iPhoneは、App Storeからダウンロードできる。リリース済みの「uniConnectII」とは別称であり、別アプリとなる。すでにuniConnectIIを導入しているユーザーは、通信先であるuniConnectシステム(専用のIP-PBX)のソフトモジュールを最新版にアップデートすることで、最新のuniConnectII+へ移行できる。なお、uniConnectII+のAndroid版は2013年前半に提供する予定。

(川島 弘之)