日立ソリューションズ、AWSクラウドの運用支援を包括的に提供するサービス
株式会社日立ソリューションズは29日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを利用したシステムの稼働監視、バックアップ、障害復旧支援などをまとめ、「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」として11月30日より提供開始すると発表した。日立ソリューションズでは2010年からAWSを活用したさまざまなシステム構築、運用サービスを提供しているが、これらで培った運用監視ノウハウを標準化して提供するという。
「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」は、日立ソリューションズが独自開発した監視モジュールを中核として、AWSのクラウドサービスを利用したシステムの包括的な運用監視を提供するサービス。AWSのバックアップ、リソース監視、通知などの運用監視機能に、日立ソリューションズのノウハウを付加し、システムの運用監視に必要な基本サービスをまとめている。
基本となる「インフラおまかせパック」では、サーバーの稼働状況や、CPU、メモリなどのリソースの使用状況、アプリケーションの動作状況などを監視するとともに、異常が発生した場合にはその状況をユーザーへ通知する。また、日次のバックアップや月次の運用レポートも提供するほか、システム導入時の手続き、日々の問い合わせ、料金支払いなど、AWSとの窓口も日立ソリューションズが行う。
さらにオプションとして、システム導入設計を支援する「コンサルティングサービス」、すべてのシステム運用を代行する「運用代行サービス」、障害時にシステム復旧までを確実に支援する「障害復旧支援サービス」、「サイト監視サービス」なども用意している。
「インフラおまかせパック」の価格は、サーバー1つにつき月額2万1000円からで、サーバーの利用台数が自動的に増減するオートスケーリングにも対応するとのこと。オプションの「サイト監視サービス」はURL数ごとに月額2万1000円から、その他のオプションは個別見積もりとなっている。