日立Sol、JALグループ約3万5000人が利用するグループウェアを刷新


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 株式会社日立ソリューション(以下、日立Sol)は20日、日本航空株式会社(以下、JAL)のグループウェアを刷新し、イントラネット基盤を構築したと発表した。JALグループ約3万5000名の社員が利用するもので、2012年8月から本格稼働している。

 JALグループの従来のイントラネットでは、トップページに表示される情報量が少なく、下位の階層にて各部門がそれぞれに掲載するコンテンツを管理していたため、情報の重要度の順位付けが分かりにくい状況だった。そのため、社員は自分自身の業務に必要なページだけを参照しており、イントラネットは全社というより部門内での情報共有基盤として活用されていたという。

 2010年に経営再生に向けたさまざまな施策が進められる中、JALはサーバーの入れ替えの時期に合わせ、経営再生に向けたグループ一体感を醸成するため、グループ全体の情報共有ツールとしてイントラネットを刷新することを決定。

 新イントラネットには、ドリーム・アーツが提供するグループウェア「INSUITE」を採用し、直感的な操作性を実現した。また、トップページに経営理念や経営状況、いまのJALグループがどのような状態か分かるコンテンツなど重要な情報を集約することで、グループの全社員がトップページを日に1回は参照するページ構成とした。

 具体的な特長としては、路線ごと・部門ごとの採算状況を顔の表情などでアイコン化し、分かりやすいトップページ仕上げたほか、天候不良や機体整備による路線の遅延情報など運航状況をタイムリーに共有することで、コールセンターや空港での問い合わせに対する接客品質の均一化を図った。

 英語での情報も拡充し、外国人社員が海外事業所で日本と同じように経営情報を入手できる環境を作り、経営方針の浸透を図った。

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