宇治茶・抹茶スイーツの伊藤久右衛門、BI・データ活用基盤に「Dr.Sum EA」を採用


 ウイングアーク株式会社は19日、宇治茶・抹茶スイーツの株式会社伊藤久右衛門が、BI・データ活用基盤に「Dr.Sum EA」を採用したと発表した。顧客の購買ストーリーの予測分析や、売上・在庫などの数字を容易に把握できる環境を構築する。

 伊藤久右衛門は、宇治茶・抹茶スイーツの製造・販売を展開しており、現在、宇治市にある2つの店舗やカタログによる通信販売のほか、ECサイトの運営にも注力している。

 これまで同社では、基幹システムにすべての業務を集約し、受注処理や在庫計算、予実管理などを行っていたが、以下の課題を抱えていた。「受注処理、在庫計算、データ抽出のピークタイムが重なり基幹システムが高負荷になる」「データ抽出、集計業務がシステム担当に集中し、活用できる情報に限界があった」「集中や負荷で発生している機会損失、属人業務、情報未活用を排除しなければならなかった」。

 そこで、商品ごとの売上管理や在庫管理、予実実績管理などを集計・分析・調査できる新たな分析システムを構築するための「Dr.Sum EA」を採用。基幹システムをはじめ、店舗のPOSシステムや購買在庫情報、外部倉庫/品質管理情報、顧客アンケート、アタックリストのデータを「Dr.Sum EA」に集約し、WebブラウザやExcelなどを利用して、必要な情報を必要な部門担当者が集計・分析・調査できるシステムを構築した。

 導入効果としては「購買分析の精度が向上し、顧客の購買ストーリーをデータから予測・発見できるようになった」「Dr.Sum EA Datalizer for Web」を使って十数種類の売上帳票を作成したことで、集中していたシステム担当者へのデータ依頼をほぼゼロにした」「外部倉庫と連携して品質管理を目的とした在庫管理をDr.Sum EAで構築。属人的な業務を標準化することに成功し、賞味期限などの品質管理の徹底や適正在庫を実現できるようになった」「店頭で販売している商品でQRコードを使ったアンケートを実施し、顧客からのフィードバック収集と分析が可能となった」などがあがっている。

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