アシスト、JP1を活用した「IT運用自動化ソリューション」を提供


 株式会社アシストは16日、ITサービスマネジメント分野のノウハウと製品・支援サービスを体系化したITサービスマネジメント実践ソリューション「ENISHI」に、「IT運用自働化ソリューション」を新設すると発表した。同ソリューションの提供とともに、その構成製品となるシステム運用管理「JP1 Version 10」の単体販売も開始する。

 アシストではこれまで定常業務を自動化するジョブ管理をはじめ、監視業務やコンソール業務の自動化促進など、個別の自働化ソリューション提供による企業システムのプロセス改善を支援してきたが、IT運用全体で繰り返されるオペレーション業務を標準化された手順で自動化することで安定した運用改善を実現することが重要と考え、今回「IT運用自動化ソリューション」の提供を開始した。

 同ソリューションでは、15日に発表されたJP1の新版「V10」にて新たにラインアップされた「JP1/Automatic Operation」をIT運用の自動化基盤として採用し、JP1各種製品の導入/セットアップおよび変更作業の自動化や、申請業務などの自動化に効果的な各種テンプレートをアシストが独自に提供する。ユーザー企業はIT運用の自動化対象や要件に応じ、アシストが提供するさまざまなテンプレートを利用して、IT運用の自動化を早期に実現できるという。

 また、IT運用の自動化を効率的に行うためにはITプロセスが標準化されていることが重要とし、同ソリューションのほか、イベント管理、インシデント管理、インフラ構成管理、モニタリング最適化に特化した各種「ENISHI実践ソリューション」で支援し、さらにIT運用管理に必要なプロセスや機能を体系化した「ENISHIフレームワーク」も利用したENISHI全体で、ITプロセスの運用改善を推進するための標準化や最適化に向けた取り組みを支援するとしている。

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