EMC、サーバー向けのフラッシュキャッシュ「EMC VFCache」
EMC VFCache |
EMCジャパン株式会社は9日、サーバー向けのフラッシュキャッシュ「EMC VFCache」の提供を開始した。
EMC VFCacheは、サーバーのPCIスロットにフラッシュキャッシュを装着するだけでレイテンシを低減し、スループットを向上させ、アプリケーションのパフォーマンスを大幅に改善する製品。
Oracle、Microsoft、SAPなどのミッションクリティカル・アプリケーション環境のパフォーマンスを、ストレージベースと比較して最大3倍に高められるという。また、フラッシュ技術を活用した他社製品と比べ、以下の3点において優位性を備えるという。
- キャッシュの重複排除:物理的なサイズより大きく有効容量を提供し、書き込み回数を減らすことでカードの長寿命化を実現
- クラスタ対応:ミッションクリティカルに対応したクラスタ環境のサポート
- vMotion対応:VMware vSphere vMotionとの連携でVM上でのシームレスな移行をサポート
サポート環境は、以下の通り。
- OS
- Windows: 2008、2008 R2、2008 R2 SP1 (x86_64)
- Linux: Red Hat Enterprise Linux (RHEL)およびCentOS 5.6、5.7、5.8、6.0、6.1、6.2 (x86_64)
- Oracle Enterprise Linux 5.5 (x86_64)
- VMware vSphere: 4.1および5.0
- Microsoft Hyper-V: Windows 2008 R2 (x86_64)
- Active/Passive clusters
- Windows 2008 R2 Failover
- Native RHEL clusters
- Symantec Veritas
- SIOS SteelEye
- サーバー
- HP、Dell、Cisco、IBM、富士通、NECのラックマウントサーバー
- HP ProLiantブレードサーバー、日本語OSサポート (Windows、Linux)
- 接続プロトコル
- FC SAN環境
- 1GB/sと10GB/sのiSCSIとFCoE
VFCache PCIeカード1枚の価格は、300GBで約190万円(税別)、700GBで約340万円(同)。
2012/10/9 12:17