IIJ、端末管理クラウド「SMM」にデバイス証明書連携機能を追加


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は4日、企業で利用するスマートデバイスを管理するクラウドサービス「IIJ Smart Mobile Managerサービス(SMM)」に、デバイス証明書連携機能を追加し、10月10日より提供すると発表した。

 SMMは、2010年11月より提供されている端末管理サービス。管理用Web画面を利用した端末設定の一括管理に加え、遠隔操作による端末ロックやデータ消去が行える。

SMM提供イメージ

 今回追加するデバイス証明書連携機能では、株式会社インテックの「EINS/PKI+ for Smart Device」を採用し、管理下にあるスマートデバイス(iOS)に対してデバイス証明書を発行する。社内ネットワークへのアクセスを証明書が発行されているでばいすにせいやくできるため、なりすましや不正アクセスを防げるとする。

 スマートデバイスへの証明書の配付や有効期限の確認、失効などは管理画面で一元管理可能。一度の操作で管理下へのデバイス登録作業からデバイス証明書の配付までを行えるため、従来の複雑な手順は簡略化され、運用コストを削減できる。

 SMMの価格は、初期費用が5万円(税別)。月額費用はiOSが300円(同)/端末、Androidが150円(同)/端末。

 なお、デバイス証明書連携機能はiOSのみ対応となるが、SMM標準機能として提供されるため、別途オプション費用などはかからない。

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