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IIJ、安全なWebアクセスを実現するスマートデバイス向けの「セキュアブラウザ」

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は28日、クラウド型のモバイルデバイス管理(MDM)サービス「IIJ Smart Mobile Managerサービス」のラインアップに、安全なWebアクセスを実現するスマートデバイス向けのWebブラウザ「セキュアブラウザ」を7月上旬より追加すると発表した。

 「セキュアブラウザ」は、スマートデバイスでのWebアクセスポリシーを管理者が一括で制御できるWebブラウザ。ブラウザを立ち上げる度に、暗号化した設定ファイルをユーザーの端末に転送することで、常に最新のセキュリティポリシーでの運用を可能にしている。

 また、通信履歴、キャッシュ、クリップボード、画面ハードコピーなどの利用を禁止できるほか、Word、Excel、PowerPointといったOffice文書、PDFファイルをブラウザ内に制限して表示させることも可能で、端末にデータを残さない安全な利用環境を実現。クライアント証明書(PKCS#12)を用いた認証にも対応しており、社内リソースへのアクセス時などに、パスワードと併用して二要素認証を行うことで、セキュリティ強度を高められるとのこと。

 さらに、IIJが提供しているクラウド型セキュリティサービスを連携させれば、スマートデバイスの管理を社内PCと同一のセキュリティポリシーで行える点も特徴。「IIJ GIOリモートアクセスサービス」および「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」を組み合わせれば、悪意あるWebサイトへの誘導遮断、業務に関係のないWebサイトの閲覧防止などをスマートデバイスにも適用できる。また、「IIJ GIOリモートアクセスサービス」および「IIJ セキュアMXサービス」を組み合わせることで、Webメールのデータを端末に残さない、安全な利用環境を実現するとした。

 価格は、初期費用が2万円/契約、月額費用が250円/端末。iOS 4.3以上、Android 2.2以上に対応している。

(石井 一志)