サイオスとミラクル・リナックス、統合監視ソフト「Zabbix」をHAクラスタ化するソリューション


 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)とミラクル・リナックス株式会社は4日、高可用(HA)クラスタソフト「LifeKeeper」のオプション「Recovery Kit for Zabbix」を発表した。これらの製品を利用することで、オープンソースの統合監視ソフト「Zabbix」サーバーのHAクラスタ化が可能になるという。

 LifeKeeperは、ARK(Application Recovery Kit)フレームワークにより、複雑なスクリプト作成を行わなくとも、GUI操作であらゆるアプリケーションをクラスタ化することができる。今回発表されたRecovery Kit for Zabbixは、このARK機能を活用して、Zabbixサービスを提供するためのプロセス(httpd,zabbix-server,mysqld)の死活/稼働状態の監視機能を提供し、Zabbixが稼働するサーバーをLifeKeeperで容易にHAクラスタ化できるという。

 これにより、ソフトウェアおよびハードウェア障害時にも、必要に応じてZabbix監視サーバーのフェイルオーバーを実施できるため、監視サービスの継続が可能になるとのこと。両社では、LifeKeeperを利用してZabbixサーバーを冗長化することで、監視サーバーの可用性が向上するとともに、システム全体の保護にもつながるとしている。

 対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 6とCentOS 6。LifeKeeperはLifeKeeper v8をサポートする。なお、Recovery Kit for Zabbixの販売とサポートはサイオスが担当する。

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