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XML DB「NeoCore」可用性を楽に向上可能に、「LifeKeeper」と連携で

 株式会社サイバーテックは31日、XMLデータベース(DB)「NeoCore」の可用性を高めるソリューションを発表した。サイオステクノロジー株式会社のHAクラスタソフト「LifeKeeper」上で動作する、システム障害の検知・回復用の保護スクリプトを提供。これにより、NeoCoreの可用性を簡単に高められるという。

 NeoCoreは、企業内に散在するドキュメントやコンテンツ、メタデータを効率よく格納・管理するXML DB。昨今は出版社や製造業、金融業を中心に導入が進んでおり、情報系の基盤DBとしてシステム障害に対する安定稼働が求められていたという。今までは、障害検知と障害回復の仕組みを個別に開発する必要があったが、今回のスクリプトでより簡単な方法でNeoCoreのHA構成を実現できる。

 同スクリプトは、LifeKeeperのフルサポートあるいはメンテナンスサポート、および「NeoCore XMS」の年間保守を利用する顧客であれば、無償で利用が可能。ユーザー自身でスクリプトを開発する必要がなくなる。

 同スクリプトを適用することで、NeoCoreが稼動するサーバーに障害(リソース障害とノード障害)が発生した場合でも、自動的に待機系サーバーに切り替えられる。

 なお、同スクリプトは「Publish MakerX」「XML Zaix」「Photo CABIN」などのNecCore組込パッケージ製品にも適用できる。

川島 弘之