富士通、食・農クラウド「Akisai」に施設園芸向け機能を追加
富士通株式会社は、ICTで農業経営を効率化させる食・農クラウド「Akisai(秋彩)」に、施設園芸を行う生産者向けの製品「施設園芸SaaS」などを追加し、10月より提供する。
「施設園芸SaaS」は、温室内の各種センサーデータをクラウド上に蓄積し、最適な栽培を行うための分析を可能とする。生産者は、管理している温室1棟ごとのリアルタイムな状況をインターネット経由で確認できるほか、クラウド上に蓄積された情報を用いて、温室の環境変化と生産物の生育状態を照らし合わせ分析することで、良質な栽培に役立てられるという。
「施設園芸SaaS」「施設環境制御box」の概要 |
温室内で発生する温度異常や制御機器異常などが発生した場合は、リアルタイムでアラート情報を通知。落雷や停電などで通信が不通となった場合もクラウド上で通信以上を認識し、アラート通知することができる。
また、スマートフォンやタブレット、インターネット接続PCからの遠隔制御が可能となり、温室に行かなくてもリアルタイムに確認し、温室内を最適な状態に保てるとする。
施設園芸SaaSの画面例 |
価格は月額1万円(税別)から。