「Zoho CRM」に高度なデータ分析が手軽に行えるBI機能


 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は11日、クラウド型顧客管理サービス「Zoho CRM」に、高度なデータ分析が手軽に行えるBI機能を追加したと発表した。

 Zoho CRMはクラウド上での営業支援や顧客管理を可能にするサービス。今回、Zohoシリーズのうち「Zoho レポート」と連携し、データを詳細に分析できるようになった。

 データを分析するたびにZoho CRMから移行の作業を行う必要はなく、Zoho CRMとレポートのデータが24時間ごとに自動で同期される。同期の時刻は1時間単位で設定することも可能。見込み客、取引先、連絡先、商談、ユーザーといったデータが同期できる。

 同期の完了後、すぐに70以上のレポートを利用できる。例えば「見込み客数の推移」「売上の推移」などのグラフ、「費用対効果が上位のキャンペーン」「月別の売上」などのピボットテーブルのほか、「売上の予測」「担当者別の営業成績」などのダッシュボードが用意されている。これらの既存レポートは必要に応じてカスタマイズも可能。また、新しくグラフ/ピボットテーブル/ダッシュボードを追加することもできる。

 グラフやピボットテーブル、ダッシュボードの作成はドラッグ&ドロップで可能。分析対象の項目追加や入れ替えなどの操作が簡単にできるので、プログラミングなどの詳しいIT知識がなくても高度な分析が可能という。

 円グラフ・棒グラフ・線グラフ・面グラフ・積み上げグラフ・レーダー図・散布図など、さまざまな種類のグラフを利用して、データを視覚的に分析できる。グラフのポイントをクリックすることで、ドリルダウンすることも可能。

 また、データはクラウド上に保存されているため、いつでもどこからでもアクセスできるのがメリット。専用URLからアクセスできるので、共有も簡単。これまでのようにファイルをメールに添付する必要がなくなり、常に最新のデータを参照できるとしている。共有の際に、閲覧・編集・インポート・エクスポート・再共有などの操作単位で細かくアクセス権限を設定することもできる。

 利用料金(Zoho レポートオプション料金)は1万円(税別)/年。

ドラッグ&ドロップの簡単操作によるグラフ作成Zoho CRM画面内からZoho レポートへアクセス

グラフやテーブルをダッシュボードに集約レポート共有時のアクセス権限設定
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