ゾーホー、クラウド上でデータベースを作成できる「Zoho レポート」


 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は11日、「Zoho レポート」日本語版をリリースした。クラウド上でのデータベース作成や、データの視覚的な分析を可能にするサービス。2010年11月2日の米国中間選挙でも活用された。

 Zoho レポートには、ExcelやCSVといった既存資産のデータをインポートできる。インポートしたデータは一般的な表計算シートと同様に編集でき、分かりやすいUIと、ドラッグ&ドロップの操作により、誰でも簡単にピボットテーブルやグラフを作成できるという。

 作成するレポートは、グラフ・ピボットテーブル・テーブルビュー・ダッシュボードなどの中から、目的に応じて最適な形式を選択可能。SQLの実行結果を確認しながらレポートを作成することも可能で、関数や構文の方言にも対応するという。また、基本的な関係モデリング機能(ルックアップを使用したテーブル間の関連付け、データ統合、自動での番号割り当て機能など)を備える。レポートやデータはフォルダによって分かりやすく整理できる。

 クラウドサービスとして提供されるため、作成したレポートは複数ユーザーによるオンラインでの共同編集が可能。情報共有により複数人でのデータ分析を可能にするとともに、レポートごとに詳細なアクセス権限を設定することも可能。

 ZohoクラウドSQL機能として、JabaのプログラムでZoho レポート用のJDBCドライバを利用できる。これにより、通常のデータベースと同様の操作でZoho レポート内のデータを操作できる。

 自社のアプリケーションやデータベースとZoho レポートを連携させたり、Web上のURLからZoho レポートにデータを定期的に取り込んだり、SQLクエリやAPIを利用することで、サードパーティーのサービスと連携することも可能という。

 価格は、ユーザー数2人、レコード数25万、データベース数無制限などの「ベーシックプラン」が年間2万1600円、ユーザー数5人、レコード数50万、データベース数無制限などの「スタンダードプラン」が年間5万400円、ユーザー数10人、レコード数100万、データベース数無制限などの「プロフェッショナルプラン」が年間8万6400円など。さらに上位の「プロフェッショナルプラスプラン」や無償の「フリープラン」も用意される。

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