教育ITソリューションズEXPOが本日開幕~東京ビックサイトで18日まで
シャープは60V型×8面の巨大な電子黒板でデモ |
5月16日、「教育ITソリューションズEXPO」が開幕した。5月16日から18日までの3日間にわたって、東京ビックサイトで開催される。第3回目となる今年は550社が出展、1万8000名の学校・教育関係者の来場を見込んでいる。
学校・教育市場向け展示会ということで、電子黒板やプロジェクター、電子黒板とタブレット端末を組み合わせた学習システムの出展が多く目につく。シャープのブースでは、60V型液晶を8台使用した大型の電子黒板と、手書き入力できる学習用タブレット端末が連携した次世代の学習環境をデモ実演している。デモ用の60V型8台の電子黒板システムをいま発注したとすると、約2000万円程度になるという。大きさは顧客の要望によって複数液晶を組み合わせて小さくも大きくもできるが、大きくなるとタッチパネルのコストが高くなるため、価格が上がってしまうという。
シャープのデモ。生徒全員の回答を電子黒板で一覧することもできる | 同じくシャープのデモ。電子黒板を課外活動にも活用した例 | シャープのクラウドWeb会議・授業システム「TeleOffice」。姉妹校をつないでの合同授業などもできる |
パナソニックは、インタラクティブプラズマディスプレイを展示。7月発売予定の65V型のほか、85V型も参考出展 | エプソンの電子黒板を展示するブース | リコーの下から照射するタイプの省スペースなプロジェクター |
また、2011年の東日本大震災以後のニーズを受けて、今年は「学校向け災害対策ゾーン」と「学校ECO化ゾーン」が新設された。学校向け災害対策ゾーンでは、緊急地震速報システムや警報システム、安否確認サービスや放射能測定器、事業継続計画対策などを展示。「学校ECO化ゾーン」では、太陽光発電、電力見える化システム、節電対策やLED照明などが展示されている。
NTTグループのブースは未来的なイメージ。教育クラウドや太陽光発電、教材配信サーバー、高校向け教務支援システムなど、さまざまなサービスを展示 | ソニーは、ビデオ会議システムを使った遠隔講義ソリューションなどを展示 | 東芝情報機器は、タブレットを使った教育ソリューションを展示 |
アイ・オー・データ機器は、NAS製品を中心とした展示 | レノボブースでは、コンパクトなデスクトップ機や、暗号化ソリューションなどを展示 | NECネッツエスアイは、太陽光と風力のハイブリッド型発電&蓄電装置や、1台で768台の端末を収容するアレイ型無線LAN装置(写真)などを出展 |
2012/5/16 17:30