ネットワールド、VMware View 5.1に最適化されたVDIソリューション「Atlantis ILIO Diskless VDI」の新版
株式会社ネットワールドは15日、米Atlantis Computing仮想デスクトップ(VDI)ソリューション「Atlantis ILIO Diskless VDI」の新版「同 Ver3.2」を発表した。VMware vSphere用の仮想アプライアンスとして提供される。
Atlantis ILIO Diskless VDIは、従来のVDIでは不可欠とされていた、仮想デスクトップイメージを保存する共有ストレージや、サーバーのローカルディスクを必要としないVDI最適化製品。VMware Viewなどの仮想デスクトップイメージを、サーバーのメモリ上に展開するため、SAN/NAS/DASといったディスクベースのストレージがなくとも、VDI環境を構築できるという。またインメモリ型での展開のため、サーバーへのVDI集積度が増し、VDI環境の導入・運用コストの削減と、物理PCを上回るパフォーマンスを提供できるとのこと。
新版では、最新のVDI製品であるVMware View 5.1に最適化するため、2つの機能を搭載した。まず「Advanced Compression」技術により、VMware Viewリンククローンのサイズを従来の半分程度となる約500MBに低減。仮想デスクトップイメージを展開するメモリ量の削減が可能になった。
また「Fast Cloning」技術によって、仮想デスクトップイメージのクローンをデスクトップあたり5秒程度で作成可能とした。例えば100仮想デスクトップでは、8分半程度で作成できるという。
参考価格は、ユーザーごとに個別のデスクトップ環境を割り当てないノンパーシステント形態で、25ユーザーごとに26万2500円(税別)。VDI環境は、VMware View、Citrix XenDesktopの両製品に対応する。
なおネットワールドでは、初年度に4万ユーザーライセンスの販売を見込んでいる。