ブロケード、イーサネット・ファブリック対応データセンタースイッチを富士通へOEM提供


 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は2日、富士通株式会社がデータセンタースイッチ「Brocade VDX 6710」「Brocade VDX 6730」をOEM供給すると発表した。両製品は富士通のストレージシステム製品として、同日より販売開始される。

 Brocade VDX 6710/6730は、「イーサネット・ファブリック」を実現するデータセンタースイッチ。スイッチをクラスタ化する「Brocade Virtual Cluster Switching(VCS)」機能により、スパニングツリーを排除し、管理負荷の軽減とリソースの効率的な活用を実現するという。

 ブロケードと富士通では10年以上にわたって緊密な協力関係を築いており、16Gbps FC対応ダイレクタの「Brocade DCX 8510シリーズ」、同スイッチ「Brocade 6510」「Brocade 6505」など、多くのブロケード製品が富士通にOEM提供されてきた。

 今回、Brocade VDX 6710/6730が富士通のポートフォリオに追加されたのは、次世代のクラウドへと向けて進化するデータセンター要件に、より柔軟に対応し、さらなる価値をユーザーへ提供するという両社のコミットメントに基づくもので、両社では今後も連携を強化する計画である。

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