ユニクロのグローバル旗艦店「銀座店」でNECのデジタルサイネージ稼働


 日本電気株式会社(NEC)は15日、ユニクロ世界最大のグローバル旗艦店「銀座店」にデジタルサイネージシステムを納入し、3月16日の店舗オープンに合わせて稼働を開始したと発表した。

 納入したのは、46型液晶ディスプレイ縦4面のマルチ構成による大型ディスプレイをはじめ、200パネルを超えるデジタルサイネージとコンテンツ配信システム。

 デジタルサイネージは店舗部分の1~12階の各階に設置され、従来の静止画ポスターに代わり、商品やモデルの映像などユニクロの店内広告を表示する。また、大型ディスプレイに加え、フロアの空間に数十本の柱状のLEDをカーテンのように配置した面にコンテンツを配信するなど、新たなサイネージも提供している。

 これらデジタルサイネージと配信されるコンテンツは、NECのコンテンツ配信システムによりプライベートクラウド環境で提供され、ユニクロの国内データセンターで管理される。プライベートクラウド環境の運用はNECが担当する。

 なお、今回のシステムでは、NECとミラクル・リナックスが新たに共同開発したLinuxベースのセットトップボックスを採用。マルチディスプレイ構成において、ディスプレイ間でコンテンツを同期しながら、動きのある複雑なコンテンツをスムーズに表示している。

 NECはこれまで、米国、英国、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、フランス、マレーシアなど世界10カ国の約20店舗にデジタルサイネージを納入しており、今後もユニクロのグローバル事業展開をデジタルサイネージを提供することでサポートするとしている。

関連情報
(川島 弘之)
2012/3/16 15:35