チェック・ポイント、無料のセキュリティリスク分析サービス


代表取締役社長の藤岡健氏

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)は16日、企業のセキュリティ環境を統合的に分析し、リスクの有無などを報告する無料サービス「3D Security 分析レポート」を発表した。

 同サービスは、チェック・ポイントのエキスパートが顧客のネットワークを調査し、詳細なレポートを提供するもの。セキュリティ・リスクの有無や潜在的な脅威について解説するとともに、検出されたリスクについて必要な対策を提案する。

 レポートでは、セキュリティリスクの高いアプリケーションやWebサイト、侵入の試み、機密データの漏えい、帯域の浪費などすべてのセキュリティ脅威を分析するという。その結果、どのような脅威があるのか、緊急性はどのくらいなのかなどを、グラフィカルに解説する。

分かりやすい概要をレポート分析結果を図示

特にリスクの高いイベントはより詳細に。一部英語だが必要に応じてチェック・ポイントが解説するという推奨される対応策もレポート

そのほか帯域など有用な情報も

 2012年のセキュリティトレンドについて、同社は「モバイルデバイスを狙った攻撃」「QRコードの悪用」「ソーシャルエンジニアリング攻撃の増加」「マルウェアの産業化」「ボットネットによる企業のバックドア」「IPv6移行に伴うセキュリティリスク」「セキュリティ防御としての仮想化技術の活用」「ソーシャル・ボットの台頭」「大型イベントに便乗したSEOベースのセキュリティリスク」の9つを挙げる。

 これに対して同社は2012年の施策として、「Software Bladeの浸透」「Software Bladeを軸としたマルチレイヤセキュリティ」「新型アプライアンスへの移行促進」「SmartEventを軸とした包括的なイベント管理」「マネージドサービスの展開」などを挙げており、今回の「3D Security 分析レポート」もこれらと並ぶ重要施策となる。「パートナー支援も強めていくが、その中で今回のレポートサービスを活用いただけるよう支援策を展開していく」(代表取締役社長の藤岡健氏)。

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