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ビットアイル、自社データセンターとAWSのクラウドを接続するネットワークサービス
(2012/12/11 14:25)
株式会社ビットアイルは11日、インターネットを介さずに、自社のデータセンターと米Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを直接接続する専用ネットワークサービス「BI-DirectAccess for AWS」を発表した。同日より提供を開始する。
「BI-Direct Access for AWS」は、AWSの専用線サービス「AWS Direct Connect」を利用して、東京都心に立地するビットアイルのデータセンターと、AWSの東京リージョン(データセンター群)を接続するサービス。これを利用すると、ビットアイルのデータセンターのコロケーションラック内で稼働中のシステムや、「サーバオンデマンドNEXT」などのクラウドサービス上に構築したシステムと、AWSのプライベートクラウドサービス「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)」を、低遅延のネットワークで接続できるようになる。
また、AWS Direct Connectの接続ポートや途中のネットワーク回線、ネットワーク機器は冗長化されており、高い可用性を実現。インターネットを経由しないことから、セキュリティ面でも優れているという。
さらにAWS Direct Connectでは、インターネット経由でAWSのクラウドサービスに接続する場合と比べて、データ転送費用単価が安価に抑えられているので、一定量以上の通信を行うユーザーにとっては、通信コスト面でも効果があるとのこと。
なお、ビットアイルのデータセンター設備とAWS 東京リージョンのDirect Connectサービスのロケーション間は、ビットアイルがサービス専用の広帯域回線を用意するため、ユーザーが独自に回線を手配する場合と比べて短期間で開通可能。設定も、ビットアイルがユーザーに代わって実施する。
価格は、初期費用が13万円(税別)、月額費用が8万円(税別)から。