NTT Com、閉域網を利用した企業向けモバイル通信サービス「Arcstar Universal Oneモバイル」

　NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は26日、閉域モバイルサービス「Arcstar Universal Oneモバイル」を同日より提供すると発表した。クラウド対応ネットワークサービス「Arcstar Universal One」のオプションとして提供される。

　「Arcstar Universal Oneモバイル」は、インターネットを経由しないセキュアな社内アクセスを実現する、閉域モバイルサービス。外出先などからユーザー企業の社内システムへ接続し、オフィスと同様のデスクトップ環境で業務を行えるようにするという。

　回線はNTTドコモのモバイル網を利用し、FOMAエリアに対応した「3G」プランに加えて、Xi/FOMAの両エリアで利用できる「LTE」を2012年春に提供する予定。Xiでは、下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsの高速モバイル環境を利用できるので、より使い勝手が向上する。

　またPC向けの料金プランとしては、完全定額制と二段階定額制の2種類から、利用頻度にあわせて選択できるようにしたほか、M2M（Machine to Machine）接続向けにも料金プランを用意している。

　価格は、定額制の「スタンダードプラン3G」が月額4980.15円、二段階定額制の「ライトプラン3G」が月額2604円～5911.5円。M2M向けの「M2Mプラン3G」は525円からとなっている。また、開通手数料として3150円が最初に必要。

　端末は、ポータブルWi-Fiルータ「DWR-PG」が2万5200円、USB接続の「MF121」と「MF111」がいずれも1万2600円。