ウォッチガード、2万ユーザー以上の大規模環境で利用できるUTMアプライアンス「XTM 2050」


WatchGuard XTM 2050

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(ウォッチガード)は7日、UTMアプライアンス「WatchGuard XTMシリーズ」のラインアップに、大規模環境向けの「WatchGuard XTM 2050」を追加すると発表した。

 WatchGuard XTM 2050は、2万ユーザー以上の大企業やデータセンター、大学、xSPなどを対象としたセキュリティアプライアンス。WatchGuard XTMシリーズ共通のFireware XTM Pro OSを搭載し、セキュリティ機能の異なる3つのラインアップで提供される。

 具体的には、ファイアウォールとVPN機能のみを備えた「LiveSecurity版」、これに加えてIPSとアプリケーション制御が利用できる「NGFW(Next Generation FireWall)バンドル版」、さらにゲートウェイアンチウイルス、迷惑メール対策、Webフィルタリング、レピュテーション・セキュリティといった機能を利用可能な「UTMバンドル版」が用意された。

 ハードウェアは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×16、10Gigabit Ethernetが利用できるSFP+スロット×2を搭載。すべてのポートは独立した運用が行え、「外部」「トラステッド」「DMZ」に指定できる。

 スループットは、ファイアウォールが最大20Gbps、VPNが最大1.6Gbpsで、すべてのセキュリティ機能を利用しても最大10Gbpsのスループットを実現。250万同時接続(双方向)をサポートし、大規模環境で利用可能なスケーラビリティを備えた。また、65種類以上のレポートが標準で提供され、エンタープライズ環境のネットワークの安全運用に活用できるとのこと。

 価格は、「LiveSecurity版」が1100万円から、「NGFWバンドル版」が1400万円から、「UTMバンドル版」が1600万円から。

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