NTTドコモ、NTTデータイントラマートに出資~企業向けスマートデバイスの導入・利用促進図る


 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)と株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(NTTデータイントラマート)は31日、資本・業務提携すると発表した。NTTドコモはNTTデータイントラマートから、第三者割当増資により2500株の株式を引き受ける。増資引受総額は約4億4000万円で、出資比率は約10%になるとのこと。

 NTTドコモは4月から、NTTデータイントラマートが開発したWebシステム構築基盤「intra-mart WebPlatform」を用いて、企業向けクラウドサービス「モバイルグループウェア」の提供を開始している。今回はさらに、「intra-mart WebPlatform」上に「モバイル共通機能」を新たに開発。NTTデータイントラマートのパートナー企業が開発したPC向けアプリケーションを、スマートフォンやタブレット端末(スマートデバイス)向けに早期に最適化できる環境を整え、多様化する企業のニーズに応えるとした。また、NTTデータイントラマートのパートナー企業と連携して、企業向けのスマートフォン、タブレットの拡販もさらに進める考えだ。

 一方のNTTデータイントラマートでは、スマートデバイスがもたらすビジネススタイルの変革に向けた取り組みをさらに加速させたい考えで、国内最大規模の移動通信事業者であるNTTドコモと提携することにより、スマートデバイスの最新動向やエンドユーザーの多様なアプリケーションニーズを把握し、新規顧客開拓に向けて取り組むとしている。

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