CTC、ネットアップ技術を利用したクラウド型バックアップサービス


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は7日、ネットアップ株式会社のバックアップ技術を利用したクラウド型データバックアップサービス「クラウドバックアップ for NetApp」の提供を開始した。

 ユーザーが利用しているネットアップのストレージ「NetApp FASストレージ」に蓄積されたデータを、CTCのデータセンター内に設置されたストレージへ遠隔保管するサービス。数十テラバイトを超えるバックアップが可能という。

 CTCの堅牢なデータセンターを利用するほか、ユーザーのストレージとの間は閉域網回線で接続することで、高い回線品質とセキュリティを確保する。安定的に電力が供給されるデータセンターにデータを保有することで停電対策にもなるという。運用は24時間365日体制で、CTC子会社のCTCテクノロジーが担当する。

 料金は月額課金制。容量に応じて柔軟にデータ容量の契約変更が可能なため、自社構築と比べて最大85%のコスト削減が期待できるという。

新サービスの概要図

 CTCは同サービスの提供に加えて、短期間でプライベートクラウド環境を構築できる「VM Pool」や、複雑なプライベートクラウド環境の運用課題を解決するリモート運用サービス「RePlavail」なども組み合わせて、ユーザーにハイブリッドクラウド環境を提供するとしている。

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