グレープシティ、マニュアルやヘルプをWord文書などから手軽に生成するソフト

　グレープシティ株式会社は、Microsoft Word やHTMLで作成したソース文書からヘルプドキュメントを生成するソフト「Doc-To-Help 9.0J（ドックトゥ ヘルプ）」を年9月1日に発売すると発表した。価格は12万6000円から。

　製品は、1ライセンス16万8000 円の「Enterprise エディション」と、扱えるソース文書をWord形式に限定することで1ライセンス価格12万6000円と価格を抑えた「エディションfor Word」の2種をラインナップした。

　「Doc-To-Help」はヘルプオーサリングツールで、WordファイルやHTMLファイルなどから目次機能や検索機能などを備えたヘルプドキュメントを自動生成できる。新バージョンとなる9.0J では、ユーザーインターフェイスを一新。グラフィカルなXHTML エディタが付属したほか、PDFの生成、Flash 動画の挿入もサポートした。

　出力できるファイル形式はWinHelp、HTML Help、NetHelp、Microsoft Help 2.0、JavaHelp、印刷マニュアル（Microsoft Word 文書、PDF）、Microsoft Help Viewer 1.0／1.1 の7種類に対応。ネットで公開しているオンラインヘルプをもとに、同一内容のものを印刷用としてPDFで提供したり、ローカル環境で閲覧しやすいCHM形式に変換することもできる。

　そのほか、「Doc-To-Help」はVBやC#で独自のクラスを開発した場合のクラスリファレンス作成にも利用可能。Sandcastleのプラグインを搭載したことで、クラス構造とソースコード内のコメントからMSDN 形式のヘルプリファレンスの自動生成に対応した。