グレープシティがRIAコンポーネント集の新版、Visual Studio 2010に対応


 グレープシティ株式会社は1月14日、.NET Framework用のコンポーネントスイート「ComponentOne Studio Enterprise 2010J(以下、Enterprise 2010J)」を発表した。2月10日より提供を開始する。併せて、プラットフォームを限定した3種のエディション「for Windows Forms 2010J」「for ASP.NET 2010J」「for Silverlight 2010J」も発売するほか、収録コンポーネントのうち、「TrueChart for Windows Forms」「TrueChart for ASP.NET」「FlexGrid for Windows Forms」は単体製品として新版をリリースする。

 Enterprise 2010Jは、新技術を採り入れたシステム開発にも柔軟に対応できるようバージョンアップした.NET Frameworkコンポーネントのスイート製品。グリッド、チャート、帳票に加え、スケジュールやフォームデザイン、各種ナビゲーションなど優れたユーザーエクスペリエンスを構築するコンポーネントを、プラットフォームごとに数多く収録している。

 今回、新たにSilverlight 3対応コンポーネントを収録したほか、ASP.NETコンポーネントの大幅機能強化を図った。独自の軽量フレームワークに基づいてビルドされた23個のASP.NET用コンポーネントを追加し、すべてのコンポーネントでAjaxをサポート。また、スライド、フェードインなどのダイナミックなアニメーション効果を装備した。WPFやWindowsフォーム用コンポーネントでも、表現力を向上するさまざまな機能を追加したという。

 開発ライセンスあたりの価格は、Enterprise 2010Jが収録コンポーネント80個で19万9500円、for Windows Forms 2010Jが同12個で14万7000円、for ASP.NET 2010Jが同28個で11万5500円、for Silverlight 2010Jが同39個で11万5500円。

 なお、同製品ではVisual Studio 2010への対応を表明し、Visual Studio 2010日本語版リリース時、新コンポーネント追加時には無償でアップデート版を提供する。また、Enterprise 2010Jのトライアル版が公開される1月27日から既存ユーザー向けのバージョンアップキャンペーンも予定している。


(川島 弘之)

2010/1/15 13:07