Google Appsの拡張サービス「rakumoコンタクト/ワークフロー」がスマートフォンに対応


 株式会社日本技芸は19日、Google Apps for Businessの拡張サービス「rakumo」の強化を発表した。社内共有アドレス帳の「rakumoコンタクト」、承認・申請業務に対応した「rakumoワークフロー」について、スマートフォンから利用できるサービス「rakumoコンタクトforスマートフォン」「rakumoワークフローforスマートフォン」を同日より提供する。iPhoneとAndroidに対応し、PC版の「rakumoコンタクト」「rakumoワークフロー」のユーザーは追加費用なしで利用できる。

 「rakumoコンタクト」は、社内・社外の連絡先を共有できる名簿アプリケーション。社外への連絡は社名から担当者を探せるほか、社内への連絡時は、組織図の階層構造から社員へ容易にたどり着ける。

 このスマートフォン版である「rakumoコンタクトforスマートフォン」では、スマートフォンに特化したUIを採用。ビジネスシーンを想定した操作性により、スマートフォン標準装備の電話帳と比べ、的確に相手を探しだせるという。また、メールや電話の履歴を保持してため、スマートフォン標準のリダイヤルだけでなく、メールの再送信も容易に行えるとのこと。組織、役職、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先は、rakumoコンタクトのPC版で登録した情報を、スマートフォンでも使用でき、特に同期作業も必要ない。

 一方の「rakumoワークフロー」は、回覧・承認の基本機能に加え、コメント機能などを備えたワークフローアプリケーション。「rakumoワークフローforスマートフォン」も、スマートフォンに最適化されており、表示画面が小さくても、直前のコメントや今後の決済フローを確認しながら、承認者が承認の可否を迅速に行えるよう、表示の内容や操作を絞りこんでいる。現在は、承認や差し戻しの操作を行え、今後は申請機能も提供される予定だ。

 対応するスマートフォンは、iPhone OS 3.0以降、Android OS 2.1以降。HTML5を利用することにより、どちらも同じ機能、画面が提供される。1アカウントあたりの価格は、rakumoコンタクトが月額53円、rakumoワークフローが315円。

 なお、「rakumoコンタクトforスマートフォン」「rakumoワークフローforスマートフォン」は、ザ・プリンス パークタワー東京で7月20日に開催される「Google Enterprise Day 2011」の会場でデモを行うとのこと。


「rakumoコンタクトforスマートフォン」の画面イメージ「rakumoワークフローforスマートフォン」の画面イメージ
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