事業環境変化への対応力を強化した「Biz∫販売」新版


 株式会社NTTデータビズインテグラルは7日、クラウド対応型パッケージの新版「Biz∫販売 Ver1.2」を発売した。

 Biz∫販売は、製造業、流通業、商社、サービス業など幅広い業種の販売・見積・調達・在庫管理といった業務に使えるクラウド対応型パッケージ。IFRS準拠を前提にした製品開発を行っており、新版では、売上高の純額表示、低価法、着荷基準への対応など、販売管理業務で必要とされるIFRS対応の機能を大幅に強化した。

 また、販売業務はビジネスの成長に伴い商品や取引が多様化し、システム導入当初との乖離(かいり)が生まれやすい。新版では、各種伝票登録時の動作を取引区分(パラメータ)として自由に定義できる機能や、SOA+BPMに対応した機能をそろえており、企業環境や業務の変化に対してシステム全体に影響を与えずに柔軟に追加・修正できるという。

 このほか、Biz∫共通基盤「Biz∫アプリケーションプラットフォーム」に対応した。この特徴の1つであるホットポイントを利用し、業務処理の間にあらかじめ拡張ポイントを設けることで、標準のプログラムを変更することなく、追加で処理を挿入できる。

 内部統制への対応、標準画面の定型画面の入力結果をテンプレートとして保存・呼び出せる作業省力化機能の対応なども図った。

 必要な業務モジュール単位で購入が可能で、必要な業務・ユーザー数から初期コストを抑えたスモールスタートが可能。価格例は50ユーザーまでで100万円から。

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