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Biz∫会計に「資産管理」「契約管理・リース管理」モジュール登場

 株式会社NTTデータビズインテグラルは6日、IFRS(国際会計基準)準拠財務会計パッケージ「Biz∫会計」の追加機能として、「資産管理」および「契約管理・リース管理」モジュールを開発、12月より販売を開始したと発表した。

 新モジュールは、完全Web対応アプリで、日本の会計基準改正およびIFRSに対応。企業の固定資産管理、契約・リース管理業務をサポートし、「Biz∫会計ソリューション」として一般会計などのモジュールとの統合導入のほか、単独での導入も可能。

 具体的に「資産管理」モジュールは、資産の取得から変更・除売却までのライフサイクル管理、複数会計基準での償却計算、減損、資産除去債務、税務申告業務などの企業の資産管理業務を効率的にサポートする。

 財務、税務、IFRS、管理用などの複数会計基準での償却計算が可能であり、最大7つの台帳管理に対応。コンポーネントアカウンティング、減損戻入処理などのIFRS要件にも準拠する。

 また、固定資産やリース資産、少額資産などの保有資産を一元的に管理することで、物件管理にかかる作業を効率化。原価消却や移動、除売却、資産除去債務の形状により発生した仕訳については、Biz∫会計の一般会計、債権債務管理モジュールへ自動連携する。さらに任意の期間での資産の増減金額について、その内訳を仕訳明細まで即時にドリルダウン検索することが可能という。

 一方の「契約管理・リース管理」モジュールでは、リース契約から満了までの一連の取引管理、定期の支払・請求を伴う取引契約の管理をサポート。ファイナンス・リース取引、オペレーティング・リース取引に関する契約から契約満了、再リース、中途解約などで発生する取引情報(賃貸借処理や売買処理)を適正に管理し、リース会計基準に準拠した決算処理を実現する。

 また、リース料の支払サイクルと回数に応じて、決済スケジュールを自動的に作成可能。不均等払いにも対応する。再リース、リース料の変更、全部解約または部分解約など、契約後の変更にも柔軟に対応している。発生した取引情報は、Biz∫会計の一般会計、債権債務管理モジュールへ自動連携する。

(川島 弘之)