NEC、環境情報マネジメントソリューション「GreenGlobe」でクラウドサービスを提供


 日本電気株式会社は10日、環境情報マネジメントソリューション「GreenGlobe」のラインアップにおいて、環境情報マネジメントクラウドサービスを提供すると発表した。

 今回提供するのは、CO2排出量などの環境負荷情報を世界中の拠点から収集し、本社で一元管理できる「GreenGlobe Data Visualizer」と、企業全体の電力使用量を管理する「GreenGlobe Energy Viewer」の両クラウドサービス。

 このうちGreenGlobe Data Visualizerでは、環境負荷の原因となる電力・燃料といったエネルギーや化学物質、紙、水などの使用料、CO2や廃棄物の排出量関するデータを、複数拠点から収集。一元化的に管理することができる。収集したデータは自在に編集可能で、CSRレポートや行政機関への報告書といった、用途別に最適な形へ加工できるとしている。また、日本語以外に英語や中国にも対応するので、世界中の拠点にも展開可能とのこと。

 価格は、1ユーザーあたり月額3250円から。

 一方のGreenGlobe Energy Viewerは、ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)やほかの消費電力収集システムと連携して、企業全体の日別・時間帯別の電力使用量を、本社が一元管理できるサービス。

 また、全社の電力使用量をグラフなどで可視化する機能に加えて、過去実績データや目標データとの対比により、使用量の予測シミュレーションを実施することも可能。さらには、電力使用量に基づき電力コストやCO2排出量を部門単位で表示する機能も搭載している。なお、このアプリケーションはクラウドサービスでの提供以外に、パッケージソフトとしての導入も可能になっている。

 価格は、クラウド版が1部門あたり月額200円から、パッケージソフト版が50万円から。

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(石井 一志)
2011/6/10 17:00