中小企業向けサーバーソフト「Windows SBS 2011 Essentials」の対応ソリューションが順次提供


管理ダッシュボード

 日本マイクロソフト株式会社は26日、中小企業(SMB)やSOHOに向けたサーバーソフトウェア「Windows Small Business Server 2011 Essentials 日本語版」(以下、SBS 2011 Essentials)において、対応するパートナー製品・ソリューションが、同日より順次提供されると発表した。

 SBS 2011 Essentials(開発コード名:Aurora)は、Windows Home Server 2011をベースに開発された、SBS製品ラインアップのまったく新しい製品。従来のSBSと異なり、Exchange ServerやSharePoint Server、SQL Serverといった機能は搭載せず、日本マイクロソフトが今後提供を予定する「Office 365」などの、クラウドアプリケーションとの連携を前提にしている。

 また、簡単に各種機能を管理できる「管理ダッシュボード」により、専任のIT管理者がいないSOHOや中小企業であっても、簡単に導入・運用できる簡便さも特徴で、日本マイクロソフトでは「中小企業やSOHOにおける、“初めてのサーバー”に最適な製品」と位置づけている。

 最大利用可能なユーザー数は25名。Active Directory(AD)の機能によって、これらのユーザーを管理できるほか、管理ダッシュボードからユーザーIDの追加、変更などADの基本機能も管理できるため、難しい設定をせずに、ADによる認証機能をすぐに使えるという。

 さらに、バックアップ/リストア機能、自宅や外出先から社内へアクセスできるリモートアクセス機能を搭載することから、中小企業におけるBCP(事業継続計画)基盤としての活用も可能とのこと。

 なお現時点では、ハードウェアパートナー12社、アプリケーションパートナー13社、ソリューションパートナー5社が、SBS 2011 Essentialsへの対応を表明している。ハードウェアは、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が「HP ProLiant ML110 G6」などでプリインストール出荷を同日より受注開始したほか、OEMパートナー6社、システムビルダー6社より順次提供。セキュリティソフト、業務ソフトなどがアプリケーションパートナーより、導入・保守サービスなどがソリューションパートナーより、順次発表される予定だ。

 これらパートナーのリストは以下の通り。

ハードウェアパートナー
  • 株式会社アプライド
  • 株式会社クレバリー
  • 株式会社サードウェーブ
  • 株式会社日本コンピューティングシステム
  • 日本電気株式会社
  • 日本ヒューレット・パッカード株式会社
  • デル株式会社
  • トーワ電機株式会社
  • 富士通株式会社
  • 株式会社マウスコンピューター
  • ユニットコム株式会社
  • レノボ・ジャパン株式会社

アプリケーションパートナー
  • 応研株式会社
  • 株式会社OSK
  • 株式会社オービックビジネスコンサルタント
  • 株式会社オレガ
  • 株式会社カスペルスキー
  • キヤノンITソリューションズ株式会社
  • 株式会社システムインテグレータ
  • 株式会社シマンテック
  • ソリマチ株式会社
  • トレンドマイクロ株式会社
  • ピー・シー・エー株式会社
  • 株式会社フレームワークス
  • 弥生株式会社

ソリューションパートナー
  • 協立情報通信株式会社
  • 日本コンピューターシステムサービス株式会社
  • 株式会社ネットワールド
  • 株式会社富士通マーケティング
  • 株式会社りんくる
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