IDCフロンティア、北九州データセンターからもクラウド提供を開始


アジアン・フロンティア外観

 株式会社IDCフロンティアは20日、北九州データセンター「アジアン・フロンティア」からクラウドサービスの提供を開始すると発表した。5月下旬より順次提供する。

 福岡県北九州市にあるアジアン・フロンティアは、2008年に竣工したデータセンターコンプレックス。これまでハウジング専用だったが、5月からパブリッククラウド「NOAHプラットフォームサービス(以下、NOAH)」の提供も始める。

 NOAHは、2009年6月より国内データセンターで提供を開始したクラウドサービスで、仮想リソース、ネットワーク、ファイアウォール、サポートを基本サービスとして提供するもの。VMware・Hyper-Vの両基盤による柔軟な拡張性、SLA99.99%の高可用性、ならびにアクセス増でも安心の定額制などを特長とする。

 同社では首都圏・関西・九州の9カ所でデータセンターを運用している。クラウドサービス提供地域として、従来の首都圏に西日本地域を加えることで、利用者に選択肢を提供する。

 また、広域負荷分散を実現するマネージド・広域サーバー負荷分散(GSLB)サービスを利用することで、プライマリーサイトがダウンした場合も、クラウドサービスとハウジングを組み合わせた複数拠点間で自動的に負荷分散やサイト切り替えを行い、ダウンタイムを最小限に抑えられるとしている。

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