ジャスト、USB・データ・紙文書の情報漏えいを防ぐ「Tri-De DataProtect」

　株式会社ジャストシステムは6日、USB・データ・紙文書からの情報漏えいを防ぐ法人向けソリューション「Tri-De DataProtect」を発表した。

　Tri-De DataProtectは、法人向けセキュリティ製品「Tri-De」シリーズ第2弾。USB・ データ・紙文書からの情報漏えいを防止するのに必要なツール群をワンパッケージにし、すぐに使い始められるほか、年間保守料は不要で、専用サポートを受けられるのが特長。

　「基本ライセンス」と「拡張ライセンス」が用意され、後者を導入するとさまざまな追加機能が利用できる。

　USBからの情報漏えい対策は、USBデバイスへのファイル書き込み時にパスワード設定を必須とすることで実現。AES 256ビットの暗号化でデータを保護する。拡張ライセンスを利用すれば、未許可のUSBデバイスをつなぐと画面・操作をロックする機能や、USBデバイスの接続状況やファイル操作ログを確認する機能も利用可能。

　データからの情報漏えい対策としては、ドラッグ＆ドロップだけでファイルとフォルダのZIP圧縮・暗号化や、ファイルの完全消去が可能。同社の自然言語処理技術を応用した「端末内個人情報検出ツール」も搭載し、HDD内から個人情報を一定以上含むファイルを指摘できる。拡張ライセンスにより、コピー制限や画面キャプチャの制限にも対応する。

　紙文書からの情報漏えい対策は、拡張ライセンスでのみ対応。プリンタ印刷やPDF変換を禁止できる。

　拡張ライセンスではこのほか、管理ツールからのポリシー配信も可能とする。指定したPC内のTri-De DataProtectの各ツール設定を統一したり、一部機能を制限したりできる。

　価格は基本ライセンスが8000円（税別）/ライセンス。発売日は6月9日。拡張ライセンスが6500円（同）/ライセンス。発売日は10月を予定。