富士通と米Oracleが協業強化、SPARC Enterprise開発契約を延長


 富士通株式会社と米Oracleは9日、これまでの数十年にわたるリレーションシップをさらに強化すると発表した。基幹サーバー「SPARC Enterprise」の共同開発の延長、両社共同による開発・マーケティング・販売活動の強化、広範囲な製品販売契約について合意したという。

 富士通と米Sun Microsystems(以下、Sun)では、SPARC Enterpriseを共同で開発し、2007年から販売を開始するなど、長年にわたって関係を築いていた。そのSunをOracleが買収した後も関係は継続しており、2010年12月には「SPARC Enterprise Mシリーズ」サーバーにおいて、富士通とOracleが共通デザインの筐体を販売することを発表。Solarisを搭載したサーバーを、継続して長期で提供することなどがあらためて表明されていた。

 今回はさらに、富士通はOracleと「Oracle PartnerNetwork契約」をソフトウェア分野でも締結。富士通はすべてのOracle製品を取り扱えるSIer、ソリューションプロバイダとなり、より広範囲にOracle製品をワールドワイドで再販できるようになっている。

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