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Box、企業のコンテンツを実用的なデータに変える「Box Extract」を一般提供

 米Boxは現地時間15日、企業が保有する文書などのコンテンツを実用的なデータに変える「Box Extract」の一般提供を発表した。

 組織のナレッジは、契約書、製品仕様書、社内規定文書、図表、その他日常業務に関わる非構造化コンテンツの集積の中に存在する。このコンテンツの中に、AIモデルやエージェントが意味のあるビジネス価値を引き出すために必要となる重要な文脈が含まれている。これまで、非構造化データから知見を引き出す試みは、手作業によるプロセスやレガシーツールに依存しており、維持コストが高く、拡張性に欠けるという課題があった。

 従来のツールが単にテキストを抽出することに重点を置いているのに対し、Box Extractは、文書の構造と意味を理解する主体的なアプローチを採用している。これにより、段落、表、図表などの構成要素に分解し、最も重要な情報を抽出することが可能になる。さらに、この新しいアプローチにより、ビジネスニーズに合わせたカスタム抽出エージェントを作成し、幅広いコンテンツに対して大規模かつ安全に展開できる。

 Box Extractのエージェントは、構造化データと非構造化コンテンツをカスタムメタデータとして併せて保存する柔軟性を持つ。さらに、この構造化データはDatabricksやSnowflakeなど、他システムへのエクスポートや同期ができる。

 Box Extractで抽出された情報は、コンテンツとともにBoxに保存される。これにより、Box Apps内のメタデータに基づくダッシュボードとビューを活用して迅速に意思決定を行ったり、Box Relayや将来的にはBox Automateでワークフローをエンドツーエンドで自動化したりできる。

 また、すべてのBoxユーザーに対してコンテンツの発掘と検索を効率化することや、メタデータの利用をサードパーティやカスタムアプリケーションに表出し、拡張できる。