ソリトン、スマートフォンをOTPや電子証明書で認証できるアプライアンス


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は18日、スマートデバイスに対応したネットワーク認証アプライアンス新版「Net’Attest EPS V4.2」を発表した。24日より販売を、31日より出荷を開始する。

 Net’Attest EPSは、PCのネットワークへの接続時に認証LANスイッチ・無線アクセスポイント・VPN機器などと連携し、ユーザーや端末が正規のものかを判断する認証アプライアンス。一般的なユーザー名・パスワード認証に加え、電子証明書の発行・管理機能も備え、高度なネットワーク認証に対応する。

 新版では、iPad/iPhone/Androidなどのビジネス利用拡大に伴い、スマートデバイス対応の「ワンタイムパスワード(OTP)認証機能」「電子証明書オンライン発行機能」をオプションとして追加した。1台で固定パスワード認証、電子証明書認証、OTP認証の3つが可能となる。

 OTP認証機能では、OTP認証エンジンをNet’Attest EPSのファームウェアに組み込み、ライセンスと認証トークンの購入で、すぐさまOTPが利用できる。認証トークンは、VASCO社のハードトークン・ソフトトークンを採用。Windows PC/iPhone/iPadに対応する。

 電子証明書オンライン発行機能では、ユーザーがWebブラウザから発行申請し、管理者が承認すれば証明書が自動発行される。電子証明書の運用をユーザー主体とし、管理者の負荷を抑えられる。また、クライアント用オプション「SCR(Soliton Certificate Requester)」で、電子証明書の更新要求・取得を自動化した運用も可能。ただし、スマートデバイス用アプリの提供は3月からとなる予定。

 Net’Attest EPS本体価格は、中規模モデルが89万円。OTP認証機能の価格は、サーバーライセンスが1万円/ライセンス、ハードトークンが8000円/トークン、ソフトトークンが5000円/トークン。電子証明書オンライン発行機能の価格は、100万円から。SCRの価格は、1500円/端末。

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