PBC、マイクロソフトのDynamics NAVをベースにした製造業向けERPソフト


 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(以下、PBC)は、製造業向けERPソフト「NAV-MANUFACTURING」を、2011年1月末より販売開始する。

 NAV-MANUFACTURINGは、マイクロソフトの中堅・中小企業向けERPソフトウェア「Dynamics NAV 2009 SP1」(以下、Dynamics NAV)をベースにした、製造業向けのERPパッケージ。PBCが独自のアドオンを追加し、製造業向けにテンプレート化されている。

 追加機能としては、まず、外部スケジューラとの連携により、ガントチャート上で詳細な生産計画が組めるようになった。工場のリソースが有効活用できるため、生産効率の向上が実現するという。

 また、特に原価計算機能において、これまでERPパッケージの標準機能では難題であった、階梯式配賦機能や月次総平均法を実現。工程別および製品別の積み上げ計算を行えるため、原価計算(棚卸評価計算)機能が強化され、さまざまな切り口での製造原価分析ができるとのこと。

 このほか、製造外注先への支給品管理、購買・販売単価の赤黒訂正、リベート計算機能などの拡張も実装されている。

 価格は、Dynamics NAV基本ライセンスが25万円、同・ユーザーライセンス(11ユーザー)が247万5000円、同・オプショナルライセンスが30万円から、同・言語ライセンスが14万4000円から。日本語画面とマニュアルが50万円、日本向け機能が150万円、生産管理モジュールライセンスが500万円から。

 なお、NAV-MANUFACTURINGでは、日本語版以外に中国語版も同時に提供される予定だ。

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