「PUE」に続く新指標、CO2と水の使用効率に関する「CUE」「WUE」を発表


 The Green Gridは2日(米国時間)、データセンターのサステナビリティ(持続可能性)に関する新たな指標を発表した。PUE(電力使用効率性)に続き、二酸化炭素と水の使用効率に関する2つの指標を追加する。

 新たな指標は、「二酸化炭素使用効率性(CUE:Carbon Usage Effectiveness)」と「水使用効率性(WUE:Water Usage Effectiveness)」の2つ。

 PUEに続くものとなる。PUEは、データセンター施設内のIT機器の消費電力が、データセンター施設全体の消費電力のうち何割を占めるかを算出することで、データセンターインフラの効率製を測定するもの。

 これに対して、CUEはデータセンター施設全体で排出される二酸化炭素量の測定を支援。同様に、WUEはデータセンター施設全体の水の使用量の測定を支援する。いずれもデータセンター内のIT機器のエネルギー量とひも付けているのが特徴で、IT機器の消費電力と二酸化炭素・水の使用量を関連付けて測定できる。

 CUEの概要や測定手法を示したホワイトペーパー(英語)は、The Green GridのWebサイトで公開済み。WUEに関しても、2011年第1四半期に公開する予定だ。また、2011年3月に米カリフォルニア州サンタクララで開催される「グリーン・グリッド 年次テクニカル・フォーラム」で、PUE/CUE/WUEの詳細を説明する予定としている。

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