グリーン・グリッド、外気冷却の試算など行う無償ツールの日本語版

　グリーン・グリッドは8月31日、データセンター向けにクーリングマップとオンラインツールの日本語版を無償公開した。これらにより、データセンターの冷却に活用できる外気の分量を試算し、データセンターにおける電力消費量や関連コストの削減が可能になるという。

　クーリングマップは、冷却機なしで一定温度以下の外気冷却が可能な総時間数を、地域ごとに識別・画像化したもので、フリークーリングを利用する際の目安となる。

　オンラインツールは、日本国内42カ所の地域で計測した気象データを基に、外気がどれくらいデータセンターの冷却に利用できるか測定するもの。データセンター所在地に近い地名を選択し、PUE値やキロワットあたりの電気料金といった項目を入力すると、そのデータセンターが年間で節約可能なエネルギー量、電力コストが計算される。水循環式エコノマイザを利用することで削減できるエネルギー情報についても提供するという。