アシスト、アプリケーション性能管理ツール「JENNIFER」を販売


 株式会社アシストは26日、ジェニファーソフトが開発しているリアルタイム・アプリケーション性能管理(RAPM)ツール「JENNIFER」を、同日より販売開始した。

 JENNIFERは、韓国のジェニファーソフトが開発したアプリケーション性能管理ソリューションで、韓国を中心に、5年間で420社以上の導入実績を持つ。特徴は、Webアプリケーションサーバーのみならず、CPUやメモリなどのシステム的モニタリングから、TPモニタリング(応答時間)、データベースに対するSQLクエリ、JDBC状況のモニタリングまでを広くサポートする点。また、これらを統合ダッシュボードによって1つのモニタリング画面に再構成できるという。

 アシストでは、JENNIFERの提供開始に伴って、稼働環境での事前検証などを含めたPoC(Proof of Concept)サービス、環境構築時の導入サービスも提供を開始。また、すでに販売や技術サポートを提供している日立の統合運用管理ツール「JP1」、日本HPのサービス管理ツール「HP Business Availability Center」といったモニタリング製品にJENNIFERを加え、ネットワーク、データベースなどのミドルウェアからアプリケーションを含めたシステム全体の可視化を可能にするとしている。

 対応環境は、稼働サーバーがRed Hat Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windows 7/Vista/XP/2000/、Windows Server 2008/2003。エージェントは、これらに加えてWindows NT 4.0に対応する。

 価格は、1CPUあたり130万円(税別)で、プロダクトサポートは1CPUあたり19万5000円(税別)。導入支援サービスは個別見積もりとなっている。

 なおアシストでは、2011年3月末までに20社への販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2010/10/27 15:17