アクシスソフト、枚数課金の名刺管理SaaS「名刺バンク」


 アクシスソフト株式会社は28日、SaaS型名刺管理サービス「名刺バンク」を発表した。同社のクラウドアプリケーション提供サイト「bz・onclouds」において、7月1日より提供する。

 名刺バンクは、SaaS型の名刺管理サービス。名刺情報を企業内・部門内で有効かつ最大限に利用できるよう、ユーザー数という通常の課金体系を排除し、名刺枚数での課金を採用したのが特長。規定枚数内であれば何人でも一律の価格で利用できる。

 情報入力にはさまざまな方法を用意。携帯電話のカメラ機能で名刺の写真を撮影し、専用メールアドレスに送信するだけで登録可能。営業先でもらった名刺を移動時間に入力しておくなど、こまめなデータ化が可能となる。ほか、デジタルカメラやデジタル複合機、一般的なスキャナなど、名刺を画像化できる各種機器からも入力可能。コクヨS&Tのドキュメントスキャナ「CaminacsW」が動作検証済み。

 情報入力後、名刺バンクの携帯電話専用URLからログインして情報へアクセスすれば、そこに登録された電話番号への電話やメールアドレスへのメール送信がその画面から行える。

 名刺情報には、商談名やプロジェクト名などの「タグ」付けが可能なので、会社名・氏名からの検索だけでなく、かかわったプロジェクトなどから一発検索できる。名刺同士を関連付けることで、複数社にまたがる人と人のつながりを表示することも可能。また、名刺登録時に訪問記録を登録できるが、登録時以外にも独立した商談管理として利用できる。

 名刺画像を取り込んだ後、名刺画像とデータを付け合わせて修正する「名刺データ修正サービス」や、ほかの名刺管理ツールからの移行をサポートする「CSVデータ取り込みサービス」といったオプションも用意。

 価格は、初期費用が2万1000円。利用料は、名刺5000枚コースが2万790円/月、2万枚コースが3万6750円/月、5万枚コースが5万2500円/月、10万枚コースが9万9750円/月、15万枚コースが14万1750円/月。

 なお、クラウド基盤には、NTT Comの「BizCITY」を採用。OCRエンジンには、パナソニックソリューションテクノロジーの「名刺認識ライブラリー」を採用している。

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