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アトラシアン、ソフトウェア開発ライフサイクルをAIネイティブに進化させる新機能群を日本市場で本格展開
2026年11月2日 08:00
アトラシアン株式会社は10月29日、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体をAIネイティブへと進化させる一連の新機能を、日本市場向けに本格展開すると発表した。
新機能は、10月に開催されたアトラシアンの年次カンファレンス「Team '26 Europe」で構想が発表されたもので、計画から開発・レビュー・保守・効果測定に至る全工程をAIエージェントと統合することで、AIを利用した開発生産性の向上を支援するもの。
アトラシアンは、エンジニアリングリーダーの94%がすでにチームでAIを活用していると回答した一方、組織全体でAIを効果的にスケールさせ、適切に統制できている企業はわずか6%にとどまっているという調査結果を紹介。部分的なコーディング支援だけでは、計画・設計やレビュー、保守、投資効果の把握といった開発ライフサイクル全体のボトルネック解消には至っていないと説明する。
アトラシアンは、従来のプロセスに後からAIを付け足すのではなく、人間が方向性と判断を定め、AIエージェントが実行する次世代の開発オペレーティングモデルを提唱している。今回発表した新機能群は、コンテキスト、計画、デザイン、開発、レビュー、メンテナンス、測定の7つの柱にわたり、開発ライフサイクルのあらゆる段階で人間とAIの協働を加速させるとしている。
既存のコードベースにおける機能開発について、アトラシアンのエンジニアは、AIネイティブなプロセスによって開発速度が7倍以上に向上したと見積もっている。また、最近実施した仕様駆動開発のパイロットでは、開発者チームが数カ月分のロードマップをわずか数週間で提供した。
コンテキストの領域では、Atlassian Teamwork Graphが、コード、ドキュメント、意思決定、各種の基準、そして80を超えるサードパーティのソースを、権限を考慮した一つのレイヤーに統合する。計画の領域では、Plannerが人間やエージェントが構築に着手する前に、大まかなアイデアを明確で共有可能な計画へと変換することで、チームが仕様駆動開発を実践できるよう支援する。
デザインの領域では、Record for Agent(エージェント用動画)が、デザイナーが静的な受け渡しから「見せて伝える」開発へと移行することを支援する。開発の領域では、Jiraがサードパーティのコーディングエージェントに対応した。チームは、ツール間でコンテキストをコピー&ペーストすることなく、すでに信頼して使っているエージェントをJiraに取り込むことができる。
レビューの領域では、AIエージェントがBitbucket上のプルリクエストに対して、変更の意図や重要ファイル、注意点をナレーション付きの短いLoom動画として自動作成・添付し、レビュアーのキャッチアップと確認工数を大幅に削減する。
保守の領域では、Agent SessionsがAIエージェントの作業をJira上で可視化し、追跡可能にし、再利用できるようにする。手作業によるステータス更新を追いかけることなく、AIエージェントが何をトリアージし、診断し、修正しているのかを、人間の作業とともにJira上で確認できる。
測定の領域では、アトラシアンのエンジニアリングインテリジェンスプラットフォーム「DX」が、AIコーディングツールが測定可能な価値を生んでいるか、チームがどこで支援を必要としているかを、エンジニアリングリーダーが把握できるよう支援する。AIツールの利用状況だけでなく、測定可能な価値を定量的に評価することが可能になる。
DX AI Measurementは、AI導入によるスループットや品質への影響(DX AI Impactレポート)、地域・業界別の匿名化された同業他社とのROIベンチマーク比較、エージェントセッションの品質スコアリング、モデル適合性の監査機能を提供する。
