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SaaS管理ツール「freee IT管理」、API非対応システムからアカウント情報を同期できる新機能を提供

 freee株式会社は29日、クラウド型のSaaS/デバイス一元管理ツール「freee IT管理」(旧称:Bundle by freee)において、API非対応のSaaSや社内システムのアカウント情報をAIが読み込み、Webブラウザを自動操作して同期する新機能「AIアプリコネクター」の提供を開始すると発表した。

 「freee IT管理」は、SaaSアカウント管理の効率化を支援するクラウドサービス。SaaSのアカウント発行や削除、アカウントの棚卸し作業を自動化できるだけでなく、外部共有したままのファイルやフォルダの棚卸しの自動化にも対応する。また、アカウント管理に必要となる人事データの統合機能、デバイスと所有者をひも付けて管理する機能なども搭載している。

 同サービスでは、アカウント連携用のAPIを介してアプリからデータを連携することができるが、API非対応アプリについては、管理画面からアカウント一覧をCSVで書き出し、手動で管理ツールに取り込むといった煩雑な作業が必要になっていたという。

 今回提供を開始する「AIアプリコネクター」は、こうした課題を解決するための機能で、APIの有無にかかわらず、ブラウザで管理画面を開けるアプリであればアカウント情報を連携することが可能。SaaSだけでなく、オンプレミスで運用する社内システムのアカウントも、「freee IT管理」上で他のSaaSと同様に一元管理を行えるようになる。

 具体的には、「freee IT管理」の案内からGoogle Chrome拡張機能をインストールしたうえで、対象アプリのアカウント一覧画面を開くと、AIが画面構成を自動解析して氏名やメールアドレス等の項目位置を判別する仕組み。ハイライトされた内容を確認・修正するだけで設定が完了する。2回目以降は、「取得を開始」ボタンを押すと、拡張機能が自動でページを遷移しながら情報を読み取り、確認画面での確定後、最新のアカウント情報が同期される。

 このため、従来はCSV連携や目視確認に頼っていたAPI非対応アプリのアカウント棚卸しがボタンひとつで完結するようになり、退職者アカウントの検知漏れ防止などに活用できるとした。

 なお、管理者がブラウザでログインしている状態をそのまま利用するので、対象アプリのIDやパスワードを「freee IT管理」に預ける必要はない。また、AIによる画面解析は設定時のみ行われ、取得したデータがAIの学習に利用されることもないため、機密情報も安全に取り扱えるとのこと。

 さらに、取り込み内容は確定前に必ず確認画面でチェックでき、確定するまで「freee IT管理」上のデータが更新されない仕組みを採用していることから、意図しないデータの変更を防げるとしている。