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日立ソリューションズ、PC画面の状態を認識して自律的に操作を行うAIエージェントを作成できる「Opnova」を提供
2026年10月30日 11:00
株式会社日立ソリューションズは28日、米Opnovaと国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。これにより、人間のようにPC画面の状態を認識して自律的に操作を行うAIエージェントを、専門知識がなくても作成できるプラットフォーム「Opnova」を10月29日に提供開始する。
Opnovaは、APIの有無を問わず、複数システムにまたがる業務を既存手順のまま代行できるAIエージェントを作成、管理できるプラットフォーム。AIが自然言語や画面操作の録画から操作手順を自動生成し、テキスト化するため、誰でも容易に修正できる。
AIエージェントがPC画面の状態や文脈をリアルタイムに認識するため、画面レイアウトの変更や予期せぬ通知にも自律的に対処できる。APIの有無やシステム環境を問わず、レガシーシステムや複数アプリケーションをまたぐ業務も止まることなく実行でき、幅広い業務の安定した自動化を実現する。
作成したAIエージェントの一覧、利用権限、実行履歴、利用状況はクラウド上のダッシュボードで一元的に確認できる。禁止行為を設定できるガードレール機能により、意図しない処理や誤作動を防ぎ、ガバナンス強化を実現する。
一般的なAIエージェントで採用されるトークン数や呼び出し回数に応じた従量課金ではなく、登録タスク数や実行回数に基づく明確な料金体系を採用している。業務の利用規模に応じて費用を見通しやすく、使用量による予期せぬコスト増加を抑えることができるため、小規模での利用開始から全社展開へのスムーズな投資拡大を実現する。
請求書とSAPデータの照合業務を自動化するユースケースでは、経理、調達部門において、AIエージェントが担当者に代わり、請求書の確認から照合、レポート作成、レビュー依頼メールの送付までを実施する。仕入れ先から受領する請求書(PDFやExcelなどの非構造化データ)から必要情報をAIエージェントが自動抽出し、SAP上の請求書データと突き合わせ、照合作業を行う。データの文脈や画面の配置を自律的に解釈することで、取引先ごとに異なるフォーマットの差異や非構造化データにも柔軟に対応し、不一致箇所を特定したレポート(Excel)の自動生成から、担当者へのレビュー依頼メール(Outlook)の送付までを自律的に完結する。そのため、従来のRPAでは対応が難しかった「複雑な照合ルールの設定」や「イレギュラー発生時のエラー停止」といった課題にも柔軟に対応できる。
Opnovaによる欧州大手小売企業でのユースケースでは、5700店舗超を展開し、毎年数万件規模の仕入れ先請求書を処理する同社において、請求書とSAPデータの照合作業を自動化し、年間3000時間超の業務工数削減を実現しているという。
日立ソリューションズは、Opnovaを「AIエージェント活用業務自動化ソリューション」のラインアップに追加し、導入から運用までのトータル支援を通じて、経理、調達、情報システムなど各部門での持続可能な全社業務改革に貢献していくとしている。
