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Salesforce、エンタープライズ向けAI「Agentforce」の新エディションを発表

 米Salesforceは現地時間3日、「Agentforce Sales」「Agentforce Service」「Agentforce Industries」向けの新しいプラン体系として、「Core」「Advanced」「Max」エディションを発表した。

 新プラン体系は、これまで複数のSKUを組み合わせて導入する必要があった機能を統合することで購入プロセスを簡素化し、顧客が意思決定から導入までを迅速に進められるようにする。

 Salesforceによると、新しいエディションには顧客が必要とするガバナンスと信頼性の高いデータ基盤に加え、AIエージェントが事業全体にわたって推論を行うために必要な分析機能やセマンティック機能がネイティブAIと組み合わせて提供される。また、すべてのエディションにSlackが含まれるため、人とAIエージェントが単一の会話型インターフェイス上で協働して業務を推進できるとしている。

 将来的には、MaxエディションにはHeadless 360の容量割り当ても含まれるようになり、Salesforceのプラットフォームを介して、あらゆるAIエージェント、アプリ、体験に提供される。さらに、既存のAgentforce 1 Editionsを利用中の顧客は、追加費用なしで新しいMaxエディションにアップグレードでき、より高い付加価値を得られる。

 Agentforceの新機能は、Account Research、Service Rep Assistant、Agentforce CoworkerなどのAI機能を業務フローに直接組み込むことで、従業員の生産性を向上させる。SlackとSlackbotの新機能は、SlackbotやAIエージェントがチームの業務フローに入り、取引の実行や顧客の問題解決を効率化する。

 埋め込み型AIエージェント分析の新機能では、業務スタイルに合わせて構築され、あらかじめ用意されたカスタマイズ可能なアプリとセマンティックモデルを搭載した対話型AIエージェントが、データを具体的なアクションへと変換する。

 データセキュリティの新機能は、AIの導入規模が拡大する中でも、機密性の高いミッションクリティカルなデータを保護し、組織全体での権限変更を管理することで、中核データとネットワーク境界の安全性を高める。Premier Success Planは、チームがSalesforceとAgentforceの導入を加速し、より多くの価値を引き出せるよう、適切な道筋を築くためのパーソナライズされた専門家のガイダンスを提供する。

 Coreエディションには50万Flex Credits、Advancedエディションには100万Flex Credits、Maxエディションには275万Flex Creditsが含まれており、顧客はさまざまな業務プロセスでAIエージェントの試行、導入、拡張をすぐに開始できる。

 また、新しいAgentforce Sales Editionsは、商談のあらゆる段階で活用できるAIエージェントを提供する。これにより、営業担当者は事務作業に費やす時間を減らし、受注に向けた活動や顧客との対話に集中できる。また、営業リーダーの迅速な意思決定をサポートするための分析機能も標準で提供する。

 営業担当者が目標を達成できるよう設計されたAIエージェントとスキルが、見込み顧客の発掘、リードの選定、顧客とのエンゲージメント、パイプラインの推進を支援する。新しいエディションにより、あらゆるSalesforceの顧客に、より多くのエージェント機能を提供する。

 Momentumは、収集した会話などのデータによりCRMを常に最新状態に保つ。商談リスクの検知や、コーチングインサイトを提供し、営業リーダーやチームはより適切なアクションが取れるようになる。同機能は、Core、Advanced、Maxエディションに含まれる。

 また、セールスプログラムとして、営業ノウハウを体系化し、営業担当者が次に取るべきアクションをまとめたプレイブックを提供する。これにより、商談サイクル全体を通じて一貫した実行とより優れた成果を促進する。同機能は、AdvancedおよびMaxエディションに含まれる。

 Agentforce Service Editionsは、顧客、従業員、オペレーター、スーパーバイザーのあらゆるサービス体験の場面にAIエージェント機能を提供する。自律型エージェントがあらゆるチャネルにおいてケースをより迅速に解決する一方、オペレーターとスーパーバイザーはAIエージェントと連携し、業務の流れの中でインサイトに基づいて即座に行動を起こせる。

 Agentforce Help Agentは、人員を増やすことなく、グローバルなサービスを拡大できる。自律型エージェントがあらゆるチャネルで顧客に対応し、成果連動型の料金体系により、問題が解決された場合にのみ料金が発生する。同機能は、AdvancedエディションおよびMaxエディションに含まれる。

 Agentforce Service Rep Assistantは、利用制限のないCoworkerへのアクセスと、サービスエージェント用テンプレートの充実したライブラリにより、すべてのオペレーターの業務効率を向上させる。同機能はMaxエディションに含まれる。

 Agentforce Workforce EngagementはAIを活用した人員管理とパーソナライズされたコーチングを1つのエディションに統合し、よりスマートな人員配置とコスト削減を実現する。同機能はMaxエディションに含まれる。

 Agentforce IT Serviceは、あらゆるリクエストに対応する常時稼働の従業員エージェント「Agentforce Employee Service Agent」により、IT問題の解決を自動化する。同機能はMaxエディションに含まれる。

 「Agentforce Industry Editions」は、「Agentforce Sales Editions」および「Agentforce Service Editions」の全機能に加えて、顧客の業界ごとのニーズに合わせて構築された機能を提供する。

 また、CoreエディションとAdvancedエディションについては、Slack、Tableau、ネイティブのデータセキュリティなどのエンタープライズグレードのツールがもたらす付加価値を反映し、価格体系を刷新する。なお、Maxエディションについては、Agentforce 1 Editionsと同様の価格を維持する。

 Agentforce Industry Editionsの新しい価格体系は、今秋後半に販売開始予定。従来のエディションを利用中の既存顧客については、価格に変更はない。