ニュース
住友電工情報システム、MCP対応AIエージェント連携やRAG機能を強化した「QuickSolution Ver.14.1」
2026年8月31日 16:52
住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ製品「QuickSolution」において、MCP(Model Context Protocol)サーバー機能などを搭載した新版「Ver.14.1」を8月31日より販売開始すると発表した。
QuickSolutionは、数百TBまでのフルレンジに対応した純国産のエンタープライズサーチ(企業内検索)システム。ファイルサーバーや各種社内システム、SharePoint OnlineやBoxといったクラウドストレージに散在する情報を横断し、文書の中身までを検索できるという。また、Officeファイルだけでなく、スキャンした画像やPDFなどからもOCR検索で情報を探し出せるほか、生成AI連携(RAG)機能により、社内情報に対する質問応答も可能とのこと。
今回の新版では、オプションとしてMCPサーバー機能を提供開始する。これにより、オンプレミス/クラウドにまたがる幅広い社内情報を、MCP対応のAIエージェントから自然言語による指示で検索/活用可能になる。既存の社内ナレッジ資産の保管場所はそのままに、AIエージェントが参照できる情報の範囲を簡単かつ安全に拡張できるため、企業全体のナレッジ活用基盤の実現に貢献するとした。なお、Microsoft 365 Copilotに加え、OpenAI Codex、Gemini Spark、Claude Coworkなど、MCP対応のAIエージェントから利用できる。
加えて、生成AI連携(RAG:検索拡張生成)に関するオプション機能を強化。生成AIとの対話に特化したシンプルな画面が追加され、社内情報を基にした対話(RAG)と、生成AIが持つ一般的な知識を基にした対話を、1つの画面から行えるようにした。
さらに、質問者が抽象的な質問を行った場合、質問内容を明確にするために、検索エージェントが聞き返すようになったほか、アルゴリズムの改善によって回答精度が向上している。
このほか今回は、秘密度ラベル連携に関するオプション機能を強化し、ファイルサーバー検索において、ファイル自体の権限情報(ACL)に加え、秘密度ラベルの権限情報も考慮して検索できるような改善を行った。あわせて、秘密度ラベル連携のアルゴリズムを見直し、インデックス更新の高速化を実現している。

