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NECとシュナイダーエレクトリック、電力・通信事業者向け設計・設備管理ソリューション「ArcFM」を国内で提供

 シュナイダーエレクトリック(以下、シュナイダー)は9月30日、日本電気株式会社(以下、NEC)が、シュナイダーが提供する電力会社・電力系通信事業者向けの地理情報システム(以下、GIS)を活用したソリューション「EcoStruxure ArcFM」のSIパートナー認定を日本で初めて取得したと発表した。同認定により、両社はArcFMのSI領域で協業し、ソリューションの提供を開始する。

(右から4番目)NEC ライフラインソリューション統括部 統括部長 田中寛子氏、(右から3番目)シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社 代表取締役社長 青柳亮子氏

 日本では送配電設備など社会インフラの老朽化や再生可能エネルギーの普及、人手不足などにより、送配電網の高度化・デジタル化が求められている。一方で、日本の電力・通信などのユーティリティ業界では、各社独自の設備管理システムや運用プロセスが多く、データ連携や設備情報の一元管理などが課題となっているという。

 シュナイダーが提供するArcFMは、電柱、電線、変圧器、開閉器、変電設備などの送配電設備などの資産を地図上で直感的に可視化し、設計、保守、運用に関する情報を統合管理することで、業務効率化や迅速な意思決定、送配電網の運用の最適化を実現するソリューション。世界的なGISリーディング企業であるEsri社の「ArcGIS Utility Network」を基盤として、ユーティリティ業界の国際標準データモデルに準拠した設備管理・設計環境を提供しており、世界500社以上のユーティリティ事業者に採用されている。また、ADMS(高度配電管理システム)との連携にも対応し、送配電設備や電力保安通信設備に関するデータをシームレスにつなぐデジタルワークフローを構築できる。

 一方、日本のユーティリティ事業者へのグローバルソリューションの導入においては、電力事業者ごとに固有の業務プロセスや設備管理手法、運用要件への対応が求められるため、高度なシステムインテグレーションと業界知見が不可欠となっている。NECは、長年にわたり、社会インフラ領域で数多くのシステム構築・運用実績があり、今回の認定取得により、シュナイダーのグローバルプラットフォームとNECのシステムインテグレーション力を融合し、国内の電力送配電網の高度化・デジタル化や国際標準化推進に貢献する。

 NECとシュナイダーは、今後もプロジェクトで連携を強化するとともに、日本市場向けの新機能やソリューション開発、他のユーティリティ領域への協業も進めていく。