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ネットワンシステムズ、独自の技術知見とAIを活用した社内向けスライド自動生成アプリ「SlideAgent」を全社展開
2026年9月25日 12:02
ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は24日、長年蓄積した独自の技術知見を自動反映する、社内向けのセキュアなスライド自動生成AIアプリケーション「SlideAgent」を独自開発し、9月に全社展開を開始したと発表した。社員からの要望に応じて継続して機能を拡充する。
「SlideAgent」は、DatabricksのData+AIプラットフォームを活用したスライド自動生成AIアプリケーションで、各社員のPCにインストールして利用する。アプリケーションは、クラウドサービスのLLM(大規模言語モデル)と連携して動作し、生成するスライド全体のプロンプトを入力すると、その内容に応じてAIが追加ヒアリング項目を自動生成し、選択肢を選ぶだけで具体的・網羅的なプロンプトに改善する。
最大の特徴は、ネットワンが長年蓄積した製品・サービスの技術検証データ、技術担当者などによる社内のQAデータ、標準オファリングメニューとして事前検証済みの製品・サービスの組み合わせや設定データ、メーカーが公開している製品・サービスの技術仕様やマニュアルなど、同社が培ってきた独自の技術知見をAIに組み込んでいる点だ。これをもとに各社員が作成する提案資料を自動的に最適化し、デザイン面も含めた品質を総合的に向上できる。
さらに、直接PowerPointを自動操作することでレイアウト崩れを回避しているほか、編集できない画像形式で出力するのではなく、生成後でも編集可能なテキスト・図形でスライドを構成することにより、社員の利便性を向上させている。
セキュリティ面では、Databricksの統合AIガバナンス機能「Unity Gateway」を活用してセキュリティを担保するとともにZDR(Zero Data Retention Policy)契約によって、LLM側にはデータが残存しない仕組みを実現している。また、スライド生成に必要な情報のみをPC側で抽出してLLMに送信するため、参照したファイルやプロンプトは外部に送信されないとのこと。
このほか、社員が投入したデザインをAIが学習し、業務に寄り添う形で自動的にデザインパターンを追加する機能を搭載。これにより、ネットワーク構成図(リーフ・スパイン、コア・ディストリビューション・アクセス)や業務プロセス図などを自動追加している。
なお、ネットワンでは試験的に、一般的な資料の自動生成のみに機能を限定した「SlideAgent」を5月に全社展開したところ、月間約40万円の費用で月間約2万枚のスライドが生成された。同社はこの結果から、社員の業務効率向上にかかる副次的な費用対効果を月間約3000万円と試算している。


