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MODEと鉄建建設、生成AIを活用した「現場作業示唆AI」の実証実験を開始

チャットの会話内容や現場データから申し送り・注意喚起を自動生成

 米MODEと鉄建建設株式会社は22日、生成AIを活用した「現場作業示唆AI」の実証実験(PoC)を開始したと発表した。今回の実証では、MODEのIoTプラットフォーム「BizStack」と生成AIを連携させ、AIエージェントが現場コミュニケーションや点検データを自律的に分析。施工進捗のサマリーや申し送り情報、現場状況に応じた注意喚起などを自動生成して、現場管理業務の高度化を図るという。

 建設現場における情報共有では、従来、現場管理者がチャットや点検記録を読み取って進捗管理や引き継ぎの内容の整理などを行っていた。これに対して今回の実証では、BizStackに蓄積された現場データ(環境・機械・設備など)と、現場向けコミュニケーションツール「direct」上の会話内容を生成AIが横断的に分析し、AIエージェントが必要な情報を整理・提供することで、現場管理業務の効率化と現場判断支援の高度化を目指すとした。

 具体的には、現場状況のサマリー・注意事項・確認優先度、昼夜交代時の「申し送り情報」を生成するほか、気象条件や現場状況を踏まえた注意喚起、作業影響リスクや引き継ぎ漏れリスクに関する示唆なども生成し、必要な情報を現場担当者へ自律的に提供できるようにする。

 こうして、現場で発生する膨大なコミュニケーションや点検情報をAIが整理し、必要な情報を分かりやすく提供することで、進捗確認や引き継ぎ業務の負荷を軽減するとともに、整理・要約された情報をBizStackに蓄積し、現場状況の継続的な記録や振り返りに活用できるようにするとしている。

 また、AIが日々の現場コミュニケーションの内容を踏まえ、関連する施工ルールや品質・安全基準、リスクアセスメント情報を必要に応じて提示することで、情報の見落としを防ぎ、品質・安全管理の強化を支援するとのこと。

 なお、生成された内容は、BizStackダッシュボードに表示されるほか、directへの自動投稿も行われるので、現場担当者は、日常的に利用するチャットツールから必要な情報を迅速に確認可能。従来のダッシュボード中心の情報閲覧に加え、AIが状況変化や重要事項を自律的に整理し、示唆・申し送りを生成することで、現場全体の状況把握を支援するとした。