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キヤノンITS、EDIクラウド「EDI Master Cloud」で医薬品・医療機器分野向け「当局報告オプション」を提供
2026年6月3日 11:00
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は2日、クラウド型の企業間電子データ交換(EDI)サービス「EDI-Master Cloud」において、医薬品および医療機器分野における安全性情報・不具合報告の電子伝送に対応するサービスの提供を開始したと発表した。
EDI-Master Cloudは、マイクロサービスアーキテクチャやオートスケーリング、コンテナ技術など、クラウドに最適な技術を活用したクラウドネイティブなEDIサービス。高い可用性/耐障害性/スケーラビリティを備えている点が特徴で、通信/変換/ジョブフロー/運用管理機能といった各種APIを備え、サーバー不要でEDI機能をクラウド上にて利用できるという。また、EDI業務運用サービスもあわせて提供されている。
一方、キヤノンITSはこれまで、製薬企業および医療機器メーカーなどに向け、パッケージ製品「EDI-Master B2B for Medical」にて、AS2(Applicability Statement 2)通信やMDN応答、E2B(R3/R2)対応など、ICSR(個別症例安全性報告)電子報告や企業間伝送に求められる要件を包括的に提供してきた。
今回は、同製品で培った運用・技術的な知見をクラウドサービスであるEDI-Master Cloudに展開し、クラウドならではの運用性と可用性を備えた基盤として提供するため、「当局報告オプション」を新たに用意した。EDI-Master Cloudが備えるAS2通信機能と「当局報告オプション」を組み合わせることで、安全性情報や不具合報告に関する電子伝送および企業間データ連携をクラウド上で実現できるとのこと。
なお、「当局報告オプション」では、副作用報告(E2B(R3))や各種不具合報告に必要なAS2通信および関連設定を、適格性(バリデーション)が確保された状態で提供。監査・査察に求められる真正性、完全性、監査証跡の要求を満たすクラウド基盤として提供する。さらに、インフラ運用、セキュリティ対策、証明書更新もクラウド側で実施するため、利用企業は、個別にインフラや運用体制を構築することなく、規制要件を満たした状態で安定したデータ連携を行えるとしている。
「当局報告オプション」の価格は月額15万円(税別)。「EDI-Master Cloud 基本サービス」の契約が別途必要になる。
